熱中症
熱中症という言葉が有名になってから、私の頭は混乱中である
1978年に、「熱中時代」(水谷豊主演)というテレビドラマがあった。当時の教育現場の問題に体当たりで解決していく姿に感動した。視聴率の伸びは歴代最高記録だそうだ(ビデオリサーチ)。小学校の先生として熱中する。熱中することは、いいことのはずだ。今の小学生は、うざいというかもしれないが。
対して熱中症とは、熱による中毒症。略して熱中症。命名の仕方が言葉を短くして、通ぶる現代の風潮を具現化していて寒く感じる。マイナスのイメージに使っている。
原理は、熱を外に排出できずにオーバーヒートすること。人間と車を比較する。車ではラジエーターの水温が上昇し水蒸気爆発する。人間では、ラジエーターである皮膚下の肌の温度が上昇する。皮膚まで熱を運ぶことができれば、熱を空中へ拡散できる。熱が皮膚まで来ないのは、肌から皮膚への毛細血管が閉塞しているから。大血管まで熱は来ているが、毛細血管まで血液が来ない。皮膚下の肌に熱がこもり肌水の温度が上昇し水蒸気爆発する。熱を産生する肝臓活動を弱める必要があり、だるくなる。
予防法としては、大血管から毛細血管まで流れやすくすることが重要となる。ジェットコースターみたいなものだ。最初の高さが高いほど走りやすい。勾配がきついほど走りやすい。やはり高血圧ほど流れやすく熱中症にはなりにくい。
熱中症の予防法
- 水分、塩分補給(=血圧を上げろ)
- 室内の温度調整(=エアコンをつけて節電しない)